アスメルのステップメールは購読者の登録日から、
あらかじめ決められたスケジュールで配信されます。
登録直後に1通目。
登録日から1日後に2通目。
登録日から2日後に3通目………
といった具合です。
ステップメールが全回分すでに完成しているなら問題無いですが、
例えば現段階で5通分のメールしか準備できていないけど、
あとから回数を増やしていきたいという場合があると思います。
この場合、アスメルのシステムは少し弱いです。
これはスケジュールを登録日から厳密に計算しているためです。
例を挙げて考えてみましょう。
全3回のステップメールシナリオに1月1日に登録をしたとします。
スケジュールは
登録直後に1通目。
登録日から1日後に2通目。
登録日から2日後に3通目とします。
1月3日には3通目が配信されて、全回が終了します。
では、1月5日になってから全4回に変更して、第4回目メールを設定するとどうなるでしょうか。
登録日3日後に第4回目が配信されるように設定したなら、
この先の購読者に配信されるはずの日付は1月4日です。
メールを設定した段階で既にこのスケジュールを過ぎてしまっているので、
結果このままではこの購読者にはメールが配信されません。
このように後からメールを追加していく場合、
購読者の状況によってはメール配信が間に合わないケースがあります。
もちろん1月4日の配信時刻までにメール作成が間に合えば問題ないのですが、
間に合わなければメール配信できません。スケジュールを遅らせることもできますが、
そうすると後から登録した方へのメール配信が毎日ではなくなってしまいます。
購読者の登録日を手動で変更するなどでも対応できますが、
あまりスマートでない上に手間がかかります。
シナリオ移動機能を使って対応する
アスメルにはシナリオ移動機能があります。
ステップメール全回が配信完了した後、どのような処理をするか決めることができます。
これをうまく使うことで効率的な配信を行うことができます。
「A」と「B」ふたつのシナリオを用意します。
「A」シナリオは通常のステップメール配信のためのシナリオです。
「B」シナリオはスポット配信のためのもので、ステップメールは使いません。
「A」シナリオ側で「ステップメール配信完了後の処理」を
「別シナリオへ移動(以降はスポット配信)」を選択し、「B」シナリオを指定します。
事前準備はこれで完了です
これで、「B」シナリオに登録される購読者は、
「A」シナリオの購読が完了した人だけということになります。
ここからは実際の配信方法です。
「A」シナリオに後からステップメールを追加していく際、
同時に「B」シナリオに同じ内容のメールをスポット配信するようにします。
このようにすることで、既に購読が終わっている購読者に対しては、
常に最新のメールが配信されることになります。
また「A」シナリオにもステップメールが追加されているので、
購読中の人や、これから登録する人にはスケジュール通り自動配信されます。